人工芝で野良猫を防ぐ!庭をフンから守る方法
人工芝で野良猫のフンから庭を守る方法
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家族と大切な時間を過ごすお庭ですが、予期しない問題が起きることがあります。そのひとつが「野良猫」です。知らぬ間にやってきてお庭を荒らし、残したフンの悪臭に悩まされることがあるかもしれません。今回は野良猫の被害からお庭を守る方法を紹介します。
大切な庭に集まってくる「野良猫」
あなたの大切な庭に野良猫が集まってくるのには理由があります。それは猫にとって庭はとても快適な場所だからです。
・人の出入りが少ない
・排便がしやすい
・エサが簡単に手に入る
これらの条件が揃った庭は、野良猫にとっては楽園のような環境なのです。
いつのまにか忍び寄る「野良猫」
猫は夜行性と思われがちですが、実は明け方と日没直後が一番活発に行動します。どちらも視界が悪く起床前や夕食の準備などで庭から目を離しがちの時間のため、知らぬ間に庭に近づいてきます。猫には縄張り意識があり、自分の活動領域を確保する習性があります。あなたの庭に侵入した猫は、そこが違う猫の縄張りになっていないことを確認すると、尿などでマーキングして自分の縄張りとして確保します。
せっかくの庭が台無しに!
一度マーキングされると、あなたの庭は野良猫にとっては縄張りとして認識されてしまいます。庭に置いてあるものにイタズラしたり、あなたや家族が大切にしている庭は荒れ放題になるかもしれません。しかしそれ以上に心配なのが「野良猫のフン」なのです。
こんなに危険な「野良猫のフン」
「野良猫のフン」と聞けば悪臭を思い浮かべる人が多いと思います。もちろん臭いフンを片付けるのは大変ですが、健康被害についても気を付ける必要があります。
耐えられない「フンの悪臭」
猫は雑食性の犬と違い肉食動物のため、たんぱく質を多く摂取します。そのたんぱく質がフンで腐敗するため、犬よりも強い悪臭を放つと言われています。また猫のフンには独特の悪臭を放つ硫黄含有化合物が含まれています。この化合物は猫にとってフェロモンとして機能していて、「猫」や「オス」であることを識別する目安にもなっています。あの耐えられない臭いにも、猫には大切な役割があるのです。
身体に悪影響も?「フンの健康被害」
猫のフンには寄生虫の卵のようなオーシストが含まれている場合があります。このオーシストに人が感染すると、網膜炎やリンパ節炎,死流産などを起こすことがあります。また猫回虫や瓜実状虫といった寄生虫もまれに人に感染することもあります。猫のフンは悪臭だけでなく、健康被害を起こすかもしれない厄介な問題なのです。
家族を守る「こまめなお掃除」
家族を健康被害から守るためには、やはり「こまめなお掃除」が欠かせません。野良猫のフンを見つけたら、素早くキレイにした方が良いでしょう。
「マスク」や「ビニール手袋」を用意して、素手で触ったり舞い上がったフンを吸い込まないようにしましょう。フンはビニール手袋やスコップですくい、紙に包んでそのままごみ袋に捨ててください。フンの周りの土や砂に臭いが残ると繰り返し排便されるかもしれないので、これらも一緒に捨てるようにしてください。
フンを捨てたら使用した道具はしっかりと洗浄、消毒しましょう。使用した手袋やマスクは必ず廃棄してください。最後に念入りな手洗いとうがいを忘れずに!
人工芝で野良猫を防止する方法
なにかと悩まされる野良猫ですが、庭に来ないようにするためには猫除け対策が必要です。実は人工芝をうまく活用すれば、天然芝や土の庭よりも効果的に野良猫を防止できます。そんな人工芝の野良猫防止方法を紹介します。
人工芝の野良猫防止効果
庭に人工芝を敷くと環境が大きく変わるため、野良猫はフンをしづらくなる傾向があります。ただしこの効果は一時的なもので、人工芝そのものに野良猫防止効果はありません。野良猫被害から庭を守るためには、人工芝であってもその他の対策が必要です。人工芝はうまく猫除け対策を組み合わせれば、天然芝よりも効果を発揮します。人工芝の特性を活かして野良猫を防いでいきましょう。
「超音波」で野良猫を撃退
最もメンテナンス作業が少ないのは、超音波で野良猫を撃退する方法です。ホームセンターなどで3000~5000円程度で販売されていて、自治体によっては無料貸出している場合があります。猫が近づくと猫が嫌がる超音波を出して、1~2週間ほどかけて猫を追い払う仕組みです。
充電や電池交換が必要ですが、後は設置しておけば猫が侵入すると自動的に対応してくれます。
野良猫を寄せ付けない「臭いスプレー」
人工芝の特性を生かすのであれば、「臭いスプレー」がオススメです。人工芝に猫が嫌がる臭いスプレーを吹きかけて、野良猫が寄り付かないようにします。人工芝は臭いが残りやすい特性があるので、一度吹きかければ1~2週間は効果が持続します。天然芝や土の庭よりも効果的な方法なので、ぜひお試しください。
人工芝ならお掃除も簡単
野良猫にフンを残されても、人工芝ならお掃除は簡単です。フンを撤去するまでは同じですが、後は気になるところに消毒用アルコールをスプレーすればキレイになります。臭いや汚れが気になるときは、中性洗剤を使用して水で流してしまいましょう。人工芝なら土や泥で汚れることがありませんので、簡単にお掃除が終わります。乾いた後に消毒用アルコールをスプレーしておけば、感染症対策にもなります。
抗菌防臭効果で衛生面を保つ
高品質な人工芝の中には、抗菌防臭効果が付いた製品があります。これらの製品を使えば、天然芝や土の庭よりもフンの悪臭を大きく抑えられます。害虫などの発生を防ぐ効果もあるため、家族の健康を考えればとてもうれしい機能だと言えます。
お手入れ簡単で景観が長持ち
人工芝を野良猫対策とうまく組み合わせれば、簡単なお手入れでお庭の快適さを保てます。野良猫の侵入が無くなればもう庭を荒らされることはありません。もし侵入されてフンを残されても、簡単なお掃除で臭いまで取れるので繰り返しのマーキングを防止できます。家族の大切なお庭を野良猫から守るために、人工芝の導入を検討してみてはいかがでしょうか?
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